汚部屋インスタグラマーが語る発信を続ける理由
フォロワー数3万人。かつてはゴミ屋敷だった自室の片付け記録をインスタグラムで発信し、多くの共感を集める主婦のAさん。彼女はなぜ、プライベートな空間を晒し、発信を続けるのだろうか。その光と影について話を聞いた。「始めたきっかけは、本当に孤独だったからです。育児と家事に追われ、部屋は散らかる一方。誰にも相談できず、自分を責める毎日でした。でも、インスタで同じように悩む仲間を見つけて、私も発信してみようと思ったんです」とAさんは語る。応援してくれるフォロワーの存在は、何よりも大きな支えになったという。「『いいね』や温かいコメントが、本当に力になりました。一人では絶対に挫折していたと思います。自分の経験が、誰かの役に立っていると実感できるのも、大きな喜びです」。しかし、発信には光だけでなく影も伴う。「心ない誹謗中傷に傷つくこともあります。『もっと汚い部屋を見せろ』とか、『どうせヤラセだろ』とか。綺麗な状態を維持しなければというプレッシャーで、息苦しくなることもありますね」。プライバシーを切り売りしているような虚しさを感じる瞬間もあるという。それでも彼女が発信を続けるのは、なぜか。「私が救われたように、今この瞬間も、どこかで一人で悩んでいる人がいると思うんです。完璧な暮らしを見せるんじゃなくて、時には散らかったり、失敗したりするリアルな姿を見せることで、『一人じゃないよ、大丈夫だよ』って伝えたい。それが、私がインスタを続ける一番の理由です」。彼女の発信は、承認欲求を超え、かつての自分のような誰かに寄り添いたいという、切実な願いに支えられているのだ。