マンションのタイルは、外観や、機能性に大きく影響を与えるため、適切なタイルを選ぶことが重要です。ここでは、建築タイルの専門家が、マンションで使用されるタイルの種類と、選び方について詳しく解説します。まず、マンションのタイルとして、最も多く使用されるのが「磁器質タイル」です。磁器質タイルは、吸水性が低く、強度が高いため、耐久性に優れており、外壁や、共用部分の床など、屋外で使用されることが多いです。また、汚れが付きにくく、メンテナンスがしやすいというメリットもあります。次に、「せっ器質タイル」です。せっ器質タイルは、磁器質タイルに比べて、吸水性がやや高く、デザイン性が高いという特徴があります。せっ器質タイルは、主に、バルコニーや、玄関などの室内で使用されることが多いです。そして、「陶器質タイル」です。陶器質タイルは、磁器質タイルや、せっ器質タイルに比べて、吸水性が高く、耐久性が低いという特徴があります。陶器質タイルは、デザイン性が高いですが、汚れが付きやすく、メンテナンスが大変なため、マンションでは、あまり使用されません。また、タイルを選ぶ際には、表面の加工にも注目しましょう。「無釉タイル」は、表面加工がされていないタイルで、滑りにくく、自然な風合いが特徴です。「施釉タイル」は、表面に釉薬を塗って焼いたタイルで、光沢があり、様々な色やデザインが豊富です。これらのタイルの種類を理解した上で、ご自身のマンションの状況や、デザインに合わせて、適切なタイルを選びましょう。タイルを選ぶ際には、専門家のアドバイスも参考にしながら、慎重に選ぶようにしましょう。
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